UE5 で様々な機能が追加されました。
今回はリリースノートには書かれないような小さな新機能をカテゴリごとに紹介します。
※ Early Access 版での検証記事のため、正式リリース時とは内容が異なる部分があるかもしれません。
Editor
テーマ変更
UE4.26 時点でもエディタの色変えは可能でしたが、より簡単に変更できるようになりました。
下の箇所からプリセットを作成できます。
Editor Preferences > General > Appearance > Active Theme
作成したプリセットは下のディレクトリにJSON形式で保存されるため、他のバージョンに流用することができます。
\\Epic Games\[Engine Version]\Engine\Content\Slate\Themes
詳細パネルのプロパティをお気に入り登録
詳細パネル(Details)にて任意のプロパティ項目の上で右クリックするとお気に入り登録できるようになりました。
詳細パネルの★アイコンをクリックすることで登録したプロパティ一覧を見れます。
※ 注意
"プロパティ名" でお気に入り登録されるため、同名のプロパティが全て登録されてしまいます。
欲を言えばカテゴリごとに登録とかできるといいなぁ...
Blueprint
Material
Named Reroute Node
名前付きの Reroute Node が使えるようになりました。
マテリアルグラフ上で右クリック、もしくは既存の Reroute Node を右クリックから変換できます。
ローカル変数のような扱いができて、Named Reroute Node に繋いだ処理を別の箇所で使うことができます。これがとても便利
Named Reroute Node(宣言ノード) の後ろに処理を続けて繋ぐことも可能です。
ノード名とノードの色は詳細パネルから変更可能。
Collapse Nodes
ブループリントエディターと同じようにノードをまとめて1つのノードに折りたたむことができるようになりました。
ノードを選択し、右クリックから "Collapse Nodes" を選択。
折りたたんだノードをクリックすると中身を見れます。ここらへんもブループリントと全く一緒です。
また、詳細パネルから入力ピンと出力ピンの編集も可能です。
Widget
Radial Slider
新しく "Radial Slider" ウィジット が追加されました。
”AudioWidgets” プラグインを有効にすると使えるようになります。クラス自体は AudioWidgetsModule ではなくプラグイン内でロードされている AdvancedWidgetsModule 内に含まれています。
※ MetaSound プラグインを有効にすると自動でこちらのプラグインも有効になります。
円状にゲージを作ることができます。
デフォルトの表示だとこんな感じです。
グレイマンの速度を表示するUIを作ってみました。
Rounded Box
ブラシの表示方法に "Rounded Box" が追加されました。
角丸四角形を表示できます。
地味ですが色んなところで使えそうです。
Button ウィジットで使われている Image ウィジットも全てこの表示方法が使われており、UE4 の時よりも丸みを帯びたボタンになってます。
アニメーションキー追加ショートカットの廃止
UE4 では各Widgetの詳細パネルの "+" アイコンからアニメーションタイムラインにキーを追加できました。
UE5 ではこのアイコンが消えており、手動でキーを追加しないといけないようです。
便利な機能でしたのでもしかしたら UE5 でもどこかから可能...?
まとめ
軽く調べて変わってたところを並べてみました。
まだまだ調べきれていない機能があると思いますが、UE5EA時点ではこういった細かいアップデートは今までのUE4メジャーバージョンアップデートよりむしろ少なく感じました。
UE5EA は Lumen や Nanite などの目玉機能を入れたものって感じで細かい機能はこれからなのかもしれません。
いずれにせよ楽しみです
UE Version : 5.0.0-16433597