【UE4】ToTextノードの機能を活用しよう

integer や float の値をブループリント上でText型に変換する際に他の型では無い少し大きめの変換ノードが出ます。

左のような丸い変換ノードが多いですが、integer, float の場合は四角い変換ノード。

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「まぁ、見た目は違うけど他と同じように文字列にしてくれるんだろう」くらいに思っている方も多いと思います。
その通りではあるのですがこのノードは他の変換ノードと違い、変換後の文字列を制御できるオプションがあります。

プルダウンを開くと色々出てきます。今回はこちらの機能を紹介します。

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Integer

Always Sign

"+", "-" の符号が付くようになります。

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Use Grouping

3桁ごとにカンマ(,)が入るようになります。
これはデフォルトで有効になっているので必要ない場合はノードのプルダウンを開いてチェックを外す必要があります。

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Integral Digits

最小文字数と最大文字数を決められます。
デフォルトでは最小が 1、最大が 324 に設定されています。

最小文字数より文字数が少ない場合は0埋めされます。(これがすごい便利)

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逆に最大文字数より文字数が多い場合は左から削られていきます。

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.

Float

基本的に Integer と同じです。Integer では無い項目だけ紹介していきます。

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Fractional Digits

ノードの下の方の項目ですが、先に紹介します。
最小値、最大値を決めて、小数点第何位で丸めるかの設定をします。

Rounding Mode

端数処理(数値を丸める処理)を設定します。

モード 説明
Half to Even 偶数に近い値に丸めます。
1.5 → 2
0.5 → 0
0.6 → 1
Half from Zero 0から遠い値に丸めます。
0.5 → 1
-0.5 → -1
0.4 → 0
Half to Zero 0に近い値に丸めます。
0.5 → 0
-0.5 → 0
0.6 → 1
From Zero 0より遠い絶対値に丸めます。
0.1 → 1
-0.1 → -1
To Zero 0に近い絶対値に丸めます。
1.9 → 2
-1.9 → -1
To NegativeInfinity 切り捨て
0.9 → 0
-0.1 → -1
To PositiveInfinity 切り上げ
0.1 → 1
-0.9 → 0


String型に変換する場合も一度Text型に変換してからString型に変換するのも良い手段かと思います。


UE Version : 4.25.3-13942748