通称UE4極本とは
著書:湊 和久さんの「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発」のことでUE4でのゲーム制作における"知識"と"経験"が身に付くとてもためになる本です!
実際にこの本の全ての章を読み終えて、技術や今まであやふやだった部分、ゲーム制作の流れなどがとても身に付きました!!
UE4極本自体はバージョン4.7.6で書かれていますが、私はバージョン4.9.2で学習させていただきました。
今回はバージョン間の違いなどでUE4極本で学習する上で、大きく躓いた点を書きたいと思います。
また、上記のサイトの"正誤表"でも誤字や間違いは掲載されているのでそちらもご覧ください。
UE4極本は付録データも豊富で本書で躓いた部分の解説等も入っています。まだ付録データの方はすべて終わっていないため、付録データの方で躓いた点は後日、追記としてあげるつもりです。
第7章 p.97
コリジョンを設定する場面で"Max Hulls"の項目がない!
私の場合、"Accuracy = 0.5, Max Hull Verts = 16"と設定し最後まで問題なく通すことができましたが、適切ではないかもしれません。
第8章 p.118
ブラシをBlockingVolumeにしてもブラシが消えない。
他のアクターをブラシの上でコピー&ペーストするか、ビルドすることで消えました。
ビルドの方が手っ取り早そうですね。
第20章 p.339
Physics欄の項目の場所や名前が大きく変わっているので注意です。
特に"Override Mass"と"Mass in Kg"が合体して"Mass in Kg"だけになっています。
第23章 p.415
本通りにやっているはずなのに"PNPawn_Rabbit"の"Can See Player Pawn"の中でエラーが発生する!
ここは付録データのAppendix Eにて修正方法を解説されていますのでそちらをご覧ください。
@tonkotsu3656 すみませんそこは付録Eで解説&修正も行っておりますので、そちらもご参照くださいまし……
— minahito (@minahito) 2015, 11月 14
とりあえず私は"Actor Has Tag"を関数化してひとまずエラーを回避することはできました。
第25章 p.470
ポストプロセス用のマテリアルで"SceneTexture:SceneColor"を使うとエラーが出る!
私が確認した限りでは、UE4.8, 4.9では"Material Domain"を"Post Process"に変更すると"SceneColor"が使えないバグがあるようです。
"Scene Texture Id"を"PostProcessInput0"にすると代用できるようです。
ですが、マテリアルの全体設定のポストプロセスが適用されるタイミングを"Before Tonemapping"にしてポストプロセスがかかる前の画像を取得したりはできないようです。
私は"SceneColor"を"PostProcessInput0"にしてポストプロセスボリュームの"Depth Of Field"の"Method"のチェック外して代用しましたが、HLSLのカスタムシェーダなど弄ればちゃんと"SceneColor"を使った時のようにできるようです。
UE Version : 4.9